LINEミニアプリのメリットは？活用事例と合わせて紹介

LINEミニアプリを活用する企業は増えていますが、実際どのようなもので、どう活用すれば効果的かがわからないという方も多いのではないでしょうか？
この記事では、企業の活用事例を交えながら、LINEミニアプリについてわかりやすく説明します。

LINEミニアプリとは

LINEミニアプリとLINE公式アカウントの違い

LINEミニアプリとLINE公式アカウントは、どちらも企業がユーザーとのコミュニケーションを強化するために利用できるツールですが、その機能や特徴には違いがあります。

LINE公式アカウントは、企業の公式アカウントをユーザーが友だち追加することで、トーク画面からメッセージやクーポンを配信し、販促活動に繋げることができます。
一方、LINEミニアプリではLINEを通じてユーザーに独自の自社サービスを提供することが可能です。たとえば、お店の予約や会員証の表示などを、LINE上からストレスなく利用できるようになります。

LINEミニアプリはLINEのなかで動くアプリ

LINEミニアプリとは、LINEのプラットフォーム内で動作するWebアプリケーションのことです。

LINEで一般的に使われているのは「トーク」機能ですが、LINEミニアプリは「ホーム」画面から利用することもできます。また、LINE以外のウェブページやSNS、そしてQRコードなどからアプリ利用の導線を作ることが可能です。

LINEミニアプリの機能には、予約受付、デジタル会員証の発行、クーポン配布、キャンペーンの実施などがあり、どれもLINEアプリ内でサービスを提供することができます。
スマートフォンへ新たにアプリケーションをインストールする必要がなく、LINEアカウントを持っていれば、シームレスにアプリを利用できる利便性の高さが、LINEミニアプリの大きな魅力です。

LINEミニアプリの特徴

次に、LINEミニアプリのメリットや機能について、詳しくみていきましょう。

LINEミニアプリのメリット

LINEミニアプリのメリットには、次のようなものがあります。

個別のアプリが不要

企業がオリジナルでアプリ（ネイティブアプリ）を開発すると、企業独自のこだわりを自由に設計できるため、ブランドの個性を強く打ち出したり、提供したいサービスを自由にカスタマイズすることができます。しかし、アプリ（ネイティブアプリ）の開発には、多くの費用と時間が必要となり、実際にユーザーにダウンロードしてもらうまでのハードルも高い傾向にあります。

LINEミニアプリを利用することで、企業は個別にアプリ（ネイティブアプリ）を開発する必要がなくなります。これにより、開発コストやメンテナンスの手間を大幅に削減できます。ユーザーにとっても、LINEアカウントを持っていれば、新しく会員登録をしたり、アプリケーションをダウンロードする手間が省けます。

集客しやすい

LINEは日本国内で9,700万人（2024年3月末時点）という非常に多くのユーザーを抱えており、性別・年齢を問わず幅広い層に利用されています。そのため、多くのユーザーに対しアプローチすることが可能です。また、LINE公式アカウントと連携することで、友だち登録をしているユーザーにも直接アプローチができます。

ユーザーの行動データが取得できる

LINEミニアプリを通じて、ユーザーの行動データを取得することが可能です。取得したデータを分析することで、ユーザーのニーズや行動パターンを把握し、より効果的なマーケティング戦略の策定や運用に役立てることができます。

低コストで開発できる

LINEミニアプリは、ユーザー認識などの基本的な機能はLINEの開発プラットフォームを利用できるので、比較的低コストで開発が可能です。ネイティブアプリとは異なり、iOS版とAndroid版それぞれのアプリを準備する必要もありません。

LINEミニアプリができること

ここでは、LINEミニアプリに搭載できる機能を具体的に説明します。

デジタル会員証

LINE上でデジタル会員証を発行することができます。ネイティブアプリと違い、企業IDでアプリにログインしないと会員証が表示できない、といったこともなく、紙の会員証を持ち歩く必要もありません。

予約受付

飲食店や美容院などでは、LINEミニアプリを利用して予約の受付を行うことができます。ユーザーはLINE内で予約が完了するため、手間をかけずに予約が行えます。企業側も予約管理を効率化できます。

ユーザーに応じたクーポン配布やメッセージの出し分け

LINEミニアプリを通じて取得したユーザーの行動データを活用し、効果的なクーポン配布や、メッセージ送信の出し分けが可能です。全てのユーザーに同じ内容ではなく、個々のユーザーニーズに適した情報を提供することができます。

キャンペーン

LINEミニアプリを利用して、キャンペーンを実施することが可能です。
たとえば、マストバイキャンペーンやスタンプラリーなどのインタラクティブなキャンペーンを通じて、販売促進やユーザーのエンゲージメントを高めることができます。

LINEミニアプリ活用事例

次に、LINEミニアプリの具体的な活用事例をご紹介します。

スシロー

スシローは、LINEミニアプリを活用して予約受付を行っています。特別な会員登録は必要なく、LINE上で現在の待ち状況や待ち人数なども確認できるため、スムーズな来店につなげることができます。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000069.000049164.html

三井住友カード

三井住友カードでは、2021年に金融業界として初めてLINEミニアプリを導入しました。同社のカード会員向けサービス「Vpass」と連携して、利用明細やポイントの確認がLINEアプリ内で行えるようにしました。
https://www.lycbiz.com/jp/case-study/line-mini-app/smcc/?service=line-mini-app&page=1

【Qoil事例紹介】日本サニパック様

日本サニパック様は、QoilのLINEミニアプリパッケージ「LINKFUN」を通じて、スタンプカードを使ったマストバイキャンペーンを実施。
キャンペーンの景品をLINE Pay残高にすることで、LINEのアプリ内で当選連絡から景品付与までを自動化でき、キャンペーン運用の工数を減らし、逆に応募数を大きく増やすことができました。
https://www.qoil.co.jp/linkfun/case01

まとめ

LINEミニアプリの活用によって、様々なマーケティング活動が可能です。その利便性や低コストでの開発が可能な点など、多くのメリットがあります。
LINEミニアプリのパッケージサービスをお探しの方は、QoilのLINKFUNをご検討ください。御社のニーズに合わせた柔軟なサービスを提供し、LINEミニアプリの導入をスムーズにサポートいたします。